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停滞気味のランニングから脱却すべく、アイテムをリニューアルしてみた│連載「甘糟りり子のカサノバ日記」#34

 アラフォーでランニングを始めてフルマラソン完走の経験を持ち、ゴルフ、テニス、ヨガ、筋トレまで嗜む、大のスポーツ好きにして“雑食系”を自負する作家の甘糟りり子さんによる本連載。

 本連載の#31で、好きなランニングがなかなか続かないことを吐露していた甘糟さん。モチベーションアップの一つの対策として考えたのがアイテムの“リニューアル”でした。

シューズに合わせて、イヤホンも新たに

 前にも書いた通り、私のランニング、かなり停滞しております。ウェアに着替えシューズを履いて走りに出かけるものの、景色を見たり、立ち止まってそれをスマホで撮影したりしているうちに、すっかりお散歩になっている。1時間近く歩いたり走ったりを繰り返して、ああ次こそは、と思いながらランニングアプリを閉じる日々です。

 何か、自分に喝を入れなければ!

 そう思い立ち、シューズを新しくしました。ファッショナブルなウェアを買うことも考えたのですが、ランニングなんですから足元から喝を入れたいと思いまして。それに、今ウェアを買うと迷った挙句に今までのより大きいサイズにしそうで怖いんです。ウェアはちょっと身体を絞ってから選びます。

 私の新しい相棒はリーボックの「フロートライト」シリーズのエントリーモデル「エナジー」。色は黒です。

 宇宙靴の開発に生まれたフロート材という素材を使っていて、とにかく軽い。軽量ながらクッション性もしっかりしていることで評判を呼んでいるシューズなのです。実際に走ってみると、とにかく噂通り軽く、締め付け感が一切なくて心地よい。

 新しいシューズをおろす時って、ちょっと怖いじゃないですか。足に合わなかったらやだなあ、なんて気持ちがよぎったりもします。でも、ここまで素材がしなやかだとそんな不安からは解放されますね。最近はこの黒いフロートライトに合わせ、モノトーン中心のウェアを着て走っています。

 もともとウェアはわりと地味な色合いが好きなのですが、ポイントにしていたのがBeats(ビーツ)のワイヤレスイヤホン。2年ちょっと前に手に入れた、アンダーカバーとのコラボレーションの限定物です。耳にかける部分とコードがブルーグレー、基調はベージュ、ところどころシックなオレンジが効かせてあります。ケースや箱もおしゃれで自慢の一品でした。このイヤホンを際立たせたくて、ウェアの色味も抑えめにしていたのです。

 そう、過去形。悲しいことに過去形です。

 ついうっかり、家に帰ってきてから、イヤホンをポケットに入れて、家事をしちゃったんですよね。汗かいちゃったから、雑巾掛けもやっちゃえ、なんて思いまして。で、そのままウェアを脱いで洗濯機に放り込んでしまったのでした。

▲愛用していた「Beats X UNDERCOVER Powerbeats2

 シャワーを浴びている時にはっと気がついて、脱衣場の洗濯機を止めに行ったのですが、時すでに遅し。「がーん!」という昭和なフレーズが頭の中でぐるんぐるん回りましたよ、ええ。急いで取り出したイヤホンをタオルで拭きましたし、何度も叩きましたが、二度とそこから音はすることはありませんでした。

 スポーツ用のワイヤレスイヤホンは走る時の必需品。奇跡が起こるのを心のどこかで待ちつつ、Amazonで新しいBeatsのイヤホンを探しました。アンダーカバーとのコラボレーションのものはもうないのですが、いくつかのカラーバリエーションがあって、小一時間悩みました。

 思い切って白にしようか、海沿いを意識してブルーにしようか、アンダーカバーのように未練たらたらっぽくオレンジにしようか。で、結局、シューズに合わせて黒にしちゃいました。アンダーカバーのあのシックな色味に慣れていたので、カラーの発色が気になってしまう。夏だし白もいいのですが、汚れが目立つんじゃないかと思いまして。

▲新調したイヤホン「Powerbeats3

 果たしてシューズとイヤホンが黒になったので、ウェアはもう少しカラフルにしてみようかなあと画策している今日この頃。正直いうと、まだイヤホンは白のほうがオシャレだったかなあ、なんて後悔もちらっとあります。でも、まあ、こうやって、ランニング・アイテムのあれこれを考えると、走る機会も増えますし、気分も盛り上がります。喝!まではいかなくてもね。と、ここまで書いて、もうすぐBeatsの新しいイヤフォンが発売されることを知りました。なんでも、ワイヤーなしの左右完全分離型のもので、今月中に黒が先行で出るんだそう。再び、がーん! こっちが欲しかったよ。つくづく、タイミングの悪いタイプです、私。

[プロフィール]
甘糟りり子(あまかす・りりこ)
神奈川県生まれ、鎌倉在住。作家。ファッション誌、女性誌、週刊誌などで執筆。アラフォーでランニングを始め、フルマラソンも完走するなど、大のスポーツ好きで、他にもゴルフ、テニス、ヨガなどを嗜む。『産む、産まない、産めない』『産まなくても、産めなくても』『エストロゲン』『逢えない夜を、数えてみても』のほか、ロンドンマラソンへのチャレンジを綴った『42歳の42.195km ―ロードトゥロンドン』(幻冬舎※のちに『マラソン・ウーマン』として文庫化)など、著書多数。『甘糟りり子の「鎌倉暮らしの鎌倉ごはん」』(ヒトサラマガジン)も連載中。河出書房新社より新著『鎌倉の家』が刊行。7月12日には、『産まなくても、産めなくても』の文庫版(講談社)が刊行! ▶Amazonはこちら

<Text & Photo:甘糟りり子>

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