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フィットネス
2022年2月25日

腹筋と上半身をバキバキに鍛える器具「プッシュアップバー」の使い方 (1/2)

 家で筋トレをするときは、マシンを揃えていない限り自重トレーニングが定番です。腕立て伏せ、スクワット、腹筋運動のほか、ダンベルやバーベルといった道具は揃えているかもしれません。その中にぜひ加えていただきたいのが「プッシュアップバー(パラレットバー)」です。

広い場所を取らない、持ち運びがしやすい、価格が安い。この3つの条件を揃えたおすすめの筋トレ器具です。

プッシュアップバーとは

 この器具がプッシュアップバーです。通常のフィットネスジムではあまり見かけないかもしれませんが、クロスフィットジムに行くとたいてい置いてあります。それほど複雑な構造のものではないため、鉄やプラスチックパイプを使って日曜大工で自作してしまう器用な人も少なくありません。

 ここでは、プッシュアップバーの基本の使い方を紹介していきます。

プッシュアップバーを掴んで体を持ち上げる

腹筋と体幹を鍛える

 プッシュアップバーを使ったワークアウトの中で、もっとも一般的なのがこの「L-Sit(エルシット)」と呼ばれるメニューです。

 両手でハンドルを握り、座った状態から両足を地面に平行になるまで上げ、空中で静止します。腹筋に力を入れ、腰と足の角度を直角にして、両膝はまっすぐに伸ばしましょう。

体がLの文字のようになるから「L-Sit」というわけです

 簡単に見えますが、実際に行ってみると、腹筋にかなりの負荷がかかることが分かるでしょう。握力と腕の筋力も必要になります。この姿勢を、可能な限り長く保ってください。最初は数秒しか静止できなくても(あるいはまったくできなくても)、徐々に静止時間を伸ばしていきましょう。

 20秒ほど静止できるようになったら、両足をさらに上げ、上体を後ろに傾けてV字になる「V-Sit」に挑戦してみてください。難易度が上がり、筋力に加えてバランス力の向上も期待できます。

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