2019年1月18日

自分のペースで、コツコツと。2020年の東京五輪に向けて駆け抜けます│寺田明日香の「ママ、ときどきアスリート~for 2020~」#18 (1/2)

 みなさん、こんにちは! 7人制ラグビー改め(!)、陸上競技の寺田明日香と申します!

 今回は2019年初連載、さらに、2020東京オリンピック1年前ということで、2019年への想い、抱負を書いていきたいと思います。

 最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします!

リレーへの想い

 昨年12月、陸上競技への復帰を決めたことをMELOSでのインタビュー記事などでご報告させていただきましたが、みなさんにご報告する少し前に、関係者の方を通じて日本陸連リレー強化プロジェクトについてお話をいただく機会がありました。

 そのお話のなかで、5月に横浜・日産スタジアムで世界リレー選手権が開催されることもあって、陸連として女子リレーの強化をしていく方針を持っていること、12月にそのプロジェクトについての説明会があること、1月に公募でのセレクションが行われることを伺い、リレーに対する想いを強くしました。

 リレーについては、高校1年生のときに初めて女子短距離日本代表の合宿に呼んでいただき、諸先輩方とともにデータを参考にバトンパスの練習を繰り返し行なったり、実際にアジア大会で4×100メートルリレーを走らせていただいたりした経験から、他人事とは思えない思い入れがあったので、説明会にも参加し、公募セレクションは参加の方向で考えていました。

 一方で、説明会後にリレーの代表の選考基準が公募セレクションとワイルドカード制度(陸連が定めた設定タイムなどの条件をクリアすることで、代表に選出される制度)の2つの道があることや、自分たちの調整スケジュールを組み直す必要が出てくることがわかり、私やトレーナー、コーチなどの“Teamあすか”メンバー内での相談事項になりました(※“Teamあすか”は、コーチ、フィジカルトレーナー、栄養士、メンタルトレーナー、マネージャーなど、所属は違えど、私の競技活動をサポートしてくれているスタッフのことです)。

 スタッフたちと話すなかで、最終目的は何なのか、今は何を優先するべきなのかを考え、結果的にリレープロジェクトの公募セレクションへの参加は見送ることを決断しました。

 上記のワイルドカード制度で私がリレー代表へ選出されるには、個人競技(私は100メートルハードル)で設定されている選考基準を突破する必要があり、最低でも設定タイムの13秒12を切ること、6月の日本選手権で優勝すること、もしくは、世界選手権(世界陸上)の代表権を得ることが条件になります。

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