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「ママ、がんばったね!」。寺田明日香、6年ぶりの陸上日本選手権で家族と掴んだ表彰台【密着レポート】 (1/3)

 6月27日から30日、福岡・博多の森陸上競技場で開催された第103回日本陸上競技選手権。MELOSでママアスリートとしてコラム連載をしている寺田明日香選手が、6年ぶりに出場した日本陸上競技選手権女子100mハードルで3位という好成績を残しました。

 今大会では寺田選手の家族も現地で声援を送りました。夫の峻一さんと愛娘の果緒ちゃんに同行したMELOS編集部による密着レポートをお届けします。

▶連載のアーカイブは→寺田明日香の「ママ、ときどきアスリート〜for 2020〜」

「未知数の存在」として、6年ぶりの日本選手権へ

 女子100mハードルの予選・準決勝は日本選手権2日目の27日。今にも雨が降りそうな空模様の下、競技場で寺田選手の夫・峻一さんに当日の寺田選手の様子を聞いてみると、「思った以上にピリピリはしていなかったですね。いつもどおりでした」と話してくれました。

「寺田は、他の選手たちにとって陸上復帰後まだ半年の経歴しかない未知数の存在。予選からタイムを狙った走りをしてくると思いますよ」

▲夫・峻一さんと愛娘・果緒ちゃん。予選・準決勝当日は「勝負の神様」がいる筥崎宮へ行ったそう

 寺田選手は、日本選手権に出場する選手の多くが出場していた日本グランプリシリーズ鳥取大会「布勢スプリント2019」(6月2日開催)に参加しませんでした。6年間陸上を離れていたとはいえ、かつて日本選手権女子100mハードルで3連覇を果たした寺田選手。周りの選手たちがその存在を意識するなか、あえて仕上がりを見せずに日本選手権を迎えたのです。

 強い雨と向かい風が吹く悪天候の中、寺田選手は13秒27というタイムで予選を突破。ブランクを感じさせない走りで、貫禄と復活の存在感を見せつけました。続く準決勝でも調子は崩れず、13秒15とシーズンベストを更新。予選・準決勝ともに全体1位という圧巻の走りでした。

▲強い雨の中、予選をトップで通過

▲13秒15で準決勝も全体1位で突破。左は木村文子選手

 しかし、寺田選手の目標は世界選手権の参加標準記録である12秒98を切って優勝すること(今回の日本選手権は、2019年9月〜10月にカタール・ドーハで開催される世界選手権の選考会も兼ねています)。予選からそのタイムを切ることを狙っていました。レース前の気迫に満ちた表情と、「まだ走れます」という意気込み。たった半年しかトレーニング期間を積めていないとは思えないほどの走りだったにもかかわらず、寺田選手はまだ満足していませんでした。

 さらに、「優勝してスタンドで見守る娘に金メダルを届けたい」という思いも。「金メダルがほしい、と1番プレッシャーをかけてくるのは娘。頑張らないと」。準決勝後のミックスゾーンでは、記者団に向かい冗談を交えながら笑顔でそう語りました。

▲準決勝を終え、スタンドの峻一さん、果緒ちゃんに手を振る寺田選手

▲スタンドから大きく手を振る果緒ちゃん

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