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2019年1月14日

スポーツやアクティビティでどう活躍する!? GoProの新モデル「HERO 7 BLACK」で遊んでみた (1/3)

 スポーツやアクティビティを撮影するための、カメラ選びにお悩みではありませんか。ひとりで、あるいは家族や友人らと楽しく過ごした時間を後から振り返るために、ビデオ撮影は最良の手段です。では、どんなカメラがオススメでしょうか? 本稿では元祖アクションカメラとも言える「GoPro HERO 7 BLACK」の使い勝手を紹介していきましょう。

手ブレのない滑らかな映像表現

 GoPro HERO 7 BLACKの最大の特徴は、強力な手ブレ補正「HyperSmooth(ハイパースムーズ)」にあります。歩きながら動画を撮影したことがある人ならお分かりいただけると思いますが、どんなに慎重に歩いても、映像はブレてしまうものです。

 それを避けるには、従来なら大きくて重い「ジンバル」を使う必要がありました。しかし本製品では、カメラを直に手持ちして歩きながら撮影しても、画面の揺れないスムーズな映像が撮れるのです。

 はじめに、HERO 7 BLACKで撮影したサンプル動画を紹介しましょう。階段をかけ降りて海岸まで小走りしても、手ブレが最小限に抑えられた滑らかな映像が撮れています。走っても良い――。アクティビティを撮影するときに、これほど心強いことはありません。

▲もちろん写真もキレイ。「SuperPhoto」モードでは、HDRなどの機能を活かした静止画を撮影できる

スペックをおさらい

 ここで改めてスペックのおさらいをしておきましょう。HERO7 BLACKは、本体サイズが約62.3(W)×44.9(H)×33(D)mm、重さが約116gと手のひらに乗るコンパクトなアクションカメラです。

 4K 60fps、2.7K 120fps、1080p 240fpsといった高画質で撮影でき、マイクロHDMIケーブルをつなげば、4Kディスプレイなどに直接ビデオ出力することも可能です。優れた耐久性、および10mの防水に対応。水辺ではハウジングなしで(つまり専用の防水ケースに入れずとも)10mの深さまで潜れる仕様となっています。

▲製品の内容物はご覧の通り。簡易フレームが同梱される

 背面には2インチのタッチディスプレイを搭載しており、直感的に操作できます。とは言え、アクティビティの最中は手が離せないことも多いでしょう。そんなシーンでは、ボイスコントロールが利用できます。日本語で「GoPro、写真!」「GoPro、動画スタート!」などと呼びかければ音声操作できるのです(12種類のコマンドに対応)。

 このほか、GoProシリーズとして初めてライブストリーミングに対応しました。Facebook、YouTubeなどに生放送しながら、その動画はHD画質でSDカードに保存していける設計です。原稿執筆時点、実勢価格は5万円前後となっています。

▲背面にはタッチ操作に対応した2インチのディスプレイを搭載

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