2019年1月31日

親子って似てる?似てない?親子の共通点と相違点とは│寺田明日香の「ママ、ときどきアスリート~for 2020~」#19 (1/3)

 みなさん、こんにちは! 陸上競技の寺田明日香と申します!

 今回の記事は、地元・北海道恵庭市にある元所属先、北海道ハイテクAC(@ハイテクインドアスタジアム)での合宿中の執筆となりました。娘も一緒に練習場に行き、選手の皆さんや中村宏之監督と「よ〜いどん」ができて、生き生きとしていました。

 そんなかけっこが大好き(?)な娘と私との、親子としての共通点や相違点を書いてみたいと思います。最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします!

好きなものはやっぱり似る!

 親になってみると、「ここは似たらいいなぁ」「これは似て欲しくないなぁ」と思うことってありませんか?

 自分自身の好きな部分は受け継いでもらいたいと思うし、コンプレックスに対しては受け継いでもらいたくないと思うのが親の心情なのではないかと思います。

 私もその例外ではなく、私の小さい鼻や内反小趾気味の足指、夫の面長(!)など、似て欲しくないなぁと思う部分はたくさんあるのですが、なんとなしに娘を観察していると、顔や身体の構造といった遺伝子的なことは仕方ないとしても、そのほかの部分は生活環境があらわれているように思えます。

 たとえば、私たち夫婦はとにかく、本とスポーツが好きです。狭いわが家に、夫婦で買いそろえた溢れんばかりの本があるわけですが、本好きは娘も受け継ぎ、これまた溢れんばかりの本を持っています。

 こうなったのには、やはり生活環境(親の影響)が関係しています。もともと本が好きな私たち夫婦は、娘が生まれたときに本に関する約束事を2つ決めました。

 1つめは、「本を欲しがったらできる限り与える」、2つめは、「『読んで!』と言われたら拒否をしないで読んであげる」という約束です。今となっては、収納場所や家計、親の疲労感にダメージを与えている決めごとではあるのですが、本を好きになってくれたことはうれしいことです。本に囲まれる生活をしていなければ本を持ち歩くような子にはならなかったのかなぁと思っています。

 言葉を話すようになっても、本でたくさんの語彙に触れたおかげか(はたまた、よく喋る両親のせいか)、本当におしゃべりです。また、母親がアスリート、父親もスポーツに関する仕事をしているとなると、多くの選手にお会いすることやさまざまな競技を見に行く機会も多くなります。

 私の練習にも帯同することもあるため、教えていなくてもラグビーボールを持って走ったり、陸上競技のスタートのコール「オン・ユア・マークス」も覚えました。ほかのご家庭でも、両親が入っていた部活動やよく見ているもの、していることを子どもがやり始める例はかなり多いと思います。子どもが興味を持つことは、やはり親の影響が大きく関係していて、必然的に似る部分の一つなのかもしれません。

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