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ライフスタイル
2020年12月17日

子育てしながら筋トレ。育児中の運動不足を解消するおんぶ紐「PIGGYBACK RIDER」を使ってみた

 「運動したいと思いつつ、なかなか時間が取れない」と悩む方は多いでしょう。とくに子育て世帯であれば、時間にゆとりのある休日は子どもと遊ぶことも大切。そんな子育てパパ&ママにオススメしたいのが、直立状態でおんぶできる紐「PIGGYBACK RIDER(ピギーバックライダー)」です。

 子どもと過ごす何気ない日常を、ほどよい運動時間に置き換えてくれます。4人の子持ちである筆者、実際にこのアイテムを使ってみました。その使用感を、「運動×子育て」という視点から、活用法とともにご紹介します。

翌日は筋肉痛になるかも? 子どもを背負ってウォーキング

 小さな子どもは、お出かけでも時間が長くなれば飽きてしまうもの。歩き疲れて抱っこやおんぶをせがまれた経験は、きっと多くの方がお持ちでしょう。駄々をこねられると、それだけで疲れてしまいます。それならいっそ、最初から子どもを背負って出掛けてみてください。“子どもが乗っている”ことが負荷となり、なかなかいい運動になります。しかも、「PIGGYBACK RIDER」でのおんぶは両手が自由。ドアを開けたり飲み物を飲んだり、動作への制約がありません。

 ウォーキングで汗を流しながら、子どもと触れ合う時間が持てる。まさに一石二鳥です。近所の公園へ遊びに連れ出すとき、おんぶして移動する。あるいは、買い物をする際におんぶして出かけるなど。いつも通りの日常が、“子どもの体重”という負荷によって運動時間になりました。

 運動不足の方なら20〜30分歩くだけで汗だくになり、筋肉痛さえ出るかもしれません。ウォーキングといえば、おそらく足が疲労するイメージでしょう。しかし子どもを背負っていると背中や腰にも負荷があり、また、姿勢を維持するのに腹筋も使います。まさに、全身を使った有酸素運動という感覚です。すでにウォーキングを行っている方でも、より効果的な運動になりそうです。

いつもと違う目線の位置が、子どもの笑顔を生み出す

 ウォーキングと子どもの体重で負荷がプラスされ、自分の運動不足は解消されても、子どもが楽しめなければ意味がありません。この点はどうでしょうか。

 おんぶされた状態では、子どもの目線は親より高くなります。そのため、いつもと違う特別な世界が見えるようです。ジャンプしても届かない場所を間近に見られる。たとえば木の葉っぱに触れてみるだけで、子どもにとっては“ありえない”体験です。ウォーキングしながら、いろいろな発見をしてみてください。公園を散歩していると、もうすぐ4歳になる三男は「あそこに行きたい!」と行き先を指示。目線が変わるだけで、ちょっとした冒険気分になれるようです。

 通い慣れた公園でのウォーキング。しかし子どもを背負うだけで、そこには笑顔が溢れていました。これは私自身にとっても非常に楽しい時間。1人でのウォーキングは飽きてしまうという方でも、子どもと一緒なら、いつもより長く歩けるのではないでしょうか。

 いつもの日常に、運動と笑顔を与えてくれる「PIGGYBACK RIDER」。荷耐重量は23kg、2歳半〜6歳あたりまで利用できるようです。子育てと運動を両立させたい! という方の願いを叶えてくれるアイテムかもしれません。

・参考サイト
PIGGYBACK RIDER http://piggybackrider.jp/

[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。またトレーニングサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室、ランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。4児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表。
【HP】http://www.run-writer.com

<Text & Photo:三河賢文>