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心を整える「瞑想」、具体的なやり方とは。効果と実践方法を専門家に聞いた (1/2)

 多くのメディアで取り上げられ、企業でも導入したことで一般化した「マインドフルネス」。過去でも未来でもなく「今、ここにある私」に意識を向けるためのプログラムで、瞑想がベースになっています。でも「瞑想」と言われると難しそうで、ちょっと怖い気もする……。そんなときは、ヨガを通してトライする手も! ヨガと瞑想との関連性を探ってみました。

ヨガにおける「瞑想」って、どんなもの?

 ヨガには「瞑想」が必要不可欠……、漠然とそう知ってはいても、「木のポーズ」や「猫のポーズ」など、さまざまな動きを通して一体どうやって瞑想できるのか、ピンとこない方もいるはず。そもそも「瞑想」ってどんなものなのでしょうか? 「オンフルールヨガスタジオ&カレッジ」銀座本校でシニアインストラクターを務める、白石久美さんにお聞きしました。

▲「オンフルールヨガスタジオ&カレッジ」銀座本校シニアインストラクター白石久美さん

「ヨガの歴史をさかのぼると、そもそも『ヨガ=瞑想』であったことがわかります。人類が普遍的に抱える苦悩や、生きることの辛さから逃れるために瞑想を取り入れたことが、ヨガの起源です。でも、ただ座って瞑想するのは難しい。そこでポーズをとって、体の動きと呼吸に集中し、瞑想の効果を高めていくという、今あるヨガの形になっていきました」

 つまり、ヨガはもともと宗教儀礼に近いようなものだったそう。そう思うとやはり瞑想とはかなり高尚で、ハードルの高いものに感じてしまうのですが……。

「瞑想とは、難しいことを考える時間ではありません。私たちは意外に頭のなかで『今の自分』にフォーカスすることが少ないんです。過去のことを考えたり、先のことを想像したりしている時間がほとんどで、今この瞬間の自分がどういう状態なのかという意識が抜け落ちてしまうんですね。そうすると、自分のことがわかっているようで、実はわかっていない状態になります」

「そのうちに漠然とした不安を抱いて、自信をなくしたり、本当にしたいことがわからなくなったりしてしまう。そんなとき、ヨガを通して瞑想の時間を取ると、心の内側が静かになって、本来の自分のありありとした姿が見えてきます。本当の気持ちや願望が見えてくると、穏やかに過ごせるようになるんですよ」 

心の軸を整えるための「瞑想」、具体的にどうやるの?

 瞑想というと、座禅を組んでひたすら我慢するイメージが強いですが、大切なのは「呼吸に集中すること」だと白石さんは言います。

「普通の方が日常生活のなかで瞑想を楽しむために、今のヨガがあります。私はクラスのなかで『瞑想をしましょう』とは言わず、『ちょっと目を閉じて、静かな時間を感じてみましょう』とお伝えしています。呼吸を意識することって、いちばん『今この瞬間』を感じ取りやすいんです。呼吸の様子を観察しながら、心の動きを止めていく。余計なことを考えず、ただゆっくりと呼吸しながら『今』に集中します」

 1時間程度のクラスでは、最初に心を落ち着けるために目を閉じて、少し瞑想します。そのあと動いて、いくつかのポーズを取ったあと、最後に「動き終えた私は今、どんな状態か」を確認するためにまた目を閉じる流れ。でも、前後の瞑想時間だけでなく、ポーズをとることもまた瞑想につながるそうです。

「ヨガでは、ポーズは人に見せるためのものではなく、自分を感じるための動きです。動いていると『今、ここの筋肉を動かして、こういうポーズを作っている』と、身に起きていることがわかりやすいですよね。その練習を積み重ね、体に起きていることを実感するうちに、心も『今の私はこういう状態だ』と感じ取れる癖がついてきます。ヨガにさまざまなポーズがあるのは、そのためだと私は思います」

 ヨガを知らないと「瞑想に適したポーズがある」と考えがちですが、すべてのポーズが瞑想につながっている、ということでしょうか?

「私は個人個人で違うと思っています。さまざまなポーズを試してみて、自分がどんな気持ちになるかしだいで変わる。すがすがしい気持ちになれるポーズがあれば朝にとり入れる、心が落ち着くポーズがあれば夜眠る前におこなうなど、自分の気持ちしだいで最適なポーズを見つけていくのがベストだと思います」

 白石さんは「ヨガはいつも自分主体」と言います。インストラクターの助けは受けられるけれど、自分の状態を探るのは自分自身。だからこそ、感情に素直になれて、心の調整につながるのかもしれません。

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