2021年12月8日

タンパク質はコンビニでとる時代に。ナチュラルローソンがプロテイン商品に力を入れる理由 (1/3)

 ボディメイクをしている人にとって、プロテイン(たんぱく質)は大切な栄養素。筋トレをしている人には欠かせないアイテムです。しかし以前はスポーツ専門店に直接行かないと手に入らないものでしたがここ数年、コンビニでもプロテイン商品が続々と販売され、手軽に買えるように。

 手軽に買えるのは、筋トレやランニングなどトレーニングをしている人にとっては心強い味方です……! なかでも、ひときわ目を引くのはナチュラルローソン(通称・ナチュロ)。ナチュロには、糖質の量や、ゼロカロリーと記載された商品がたくさん。さらに、プロテインコーナーがあるので、トレーニングしている人は必見です! メーカーが開発したものや自社で開発・採用したものなど、多彩なプロテインが置かれています。

 なぜ、こんなに力を入れているのか、その真相を探るためローソン中食商品本部ナチュラルローソン部の谷山亜季さんにお聞きしました。(記事初出2019年7月11日)

注目したのは3年前、急速に拡大したプロテイン市場

▲ナチュラルローソンのプロテインコーナー

―― コンビニでもプロテイン商品を見かけることが多くなりましたが、そのなかでも、ナチュラルローソンの商品展開は、MELOS編集部も以前から気になっていました。この力の入れようはすごい、と(笑)。いつごろから注目されていたのでしょうか。

2016年ごろに、海外のトレンドだったプロテインに着目し、ナチュラルローソンでは、2016年6月から、「たんぱく質を摂ろう」などローソン独自に定めた11のテーマに沿った健康関連商品の開発を進め、その基準に合ったプロテイン商品を販売しています。2018年にはオリジナル商品の開発にも取り組み、急速に拡大していったプロテイン商品ニーズに対応しました。

―― プロテインをはじめ、さまざまな高たんぱくな商品が揃っています。どのぐらいの商品が販売されているのでしょうか?

現在、商品化されたものは約40~50種類程度あります。ドリンクタイプやバータイプなどさまざまな商品を取りそろえています。

―― さらに、ナチュラルローソンでは今年3月に“プロテインフェア”を開き、筋トレ界で話題になったとか。プロテイン商品の反響はいかがでしょうか。

とくに女性のお客様の反応がいいですね。プロテイン商品を含む健康商品全体の約6割程度が女性のお客様なんです。サッと試せる「SASAMIBAR」や「プロテインボール」「プロテインドリンク」など、コンビニニーズに合わせた商品採用も行いました。販売は好調です。

 過去はナチュラルローソン主催のプロテイン体験イベントやオリジナルプロテイン商品開発も企画されており、プロテイン市場への力の入れ具合が伝わってきます。

 現在、筋トレをしている人だけでなく、美容や健康を気遣う人にも注目されているプロテイン市場。谷山さんによると、ローソンでは今後もプロテイン市場のニーズに応えて商品を展開していくとのこと。女性たちのニーズにも応えていくそうです。これからのローソンのプロテイン企画からも目が離せません……!

1 2 3