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2019年10月3日

山登り+お風呂で疲れを癒す。登山後に寄りたい関東エリアの温泉5選 (1/2)

 “山ガール”という言葉も定着し、登山は老若男女に愛されています。その登山、最近では温泉とセットで楽しむ人も増えているようです。疲れを癒し、体の芯から温まれる温泉はうれしいもの。今回は、登山と温泉を一緒に楽しめる首都圏のスポットを5つご紹介します。

春は満開の桜を満喫できる「藤野やまなみ温泉」(神奈川)

 首都圏から近く、交通が便利な山として知られているのが、丹沢山地です。“神奈川の尾根”とも呼ばれ、いろいろな楽しみ方ができますが、代表的なルートは、丹沢表尾根を縦走するコース。表尾根は眺めがよく、湘南の海も見晴らすことができます。

 丹沢縦走の帰りに立ち寄りたいのは「藤野やまなみ温泉」。自然豊かな里山にある町営の日帰り温泉として平成9年に設立された施設で、源泉かけ流し100%が自慢です。

 周囲の山並みが眺められ、春は満開の桜を眺めながらの入浴が楽しめる露天風呂(森の湯、湖の湯)や開放的な造りの内風呂、バイブラバス(床マットから気泡が噴出するお風呂)も完備。関節痛や腰痛、神経痛、打撲などに効能があり、「とりわけ関節痛や美肌に効き目がある」のだとか。

 併設された食堂のメニューは生姜焼き定食(800円)やカキフライ定食(980円)、生ビール(570円)など。無料休憩所も併設されていますので、そちらでのんびりくつろぐこともできます。

 入館料は、3時間700円、1日1000円。営業時間は午前10時から午後9時(最終受付午後8時20分)、水曜休館。

戦国武将・武田信玄を癒した「中川温泉 ぶなの湯」(神奈川)

 同じ丹沢山地でも、訪れる人が少ないのが、権現山(世附権現山)から屏風岩山を経て、温泉地・中川温泉に至る5時間超のコースです。杉林と雑木林を歩く上級者向けのルートですが、最後に温泉が待っていると思うと訪れたくなりますよね。

 中川温泉は、武田信玄の隠し湯ともいわれる由緒ある温泉地です。そんな場所にある「中川温泉 ぶなの湯」は、町立の日帰り温泉施設で、ログハウス風の外観がお洒落。明るいガラス張りの大浴場は、40名が入浴可能です。木のぬくもりのする内装で、気持ち良く入浴できます。緑を見ながら入れる屋根付きの露天風呂もありますよ。

 水酸化物イオン濃度が高いのが特徴で、胃腸病や切り傷に効くほか、「肌の老廃物をキレイにしてくれるので美人の湯とも呼ばれている」そうです。

 休憩室は眺めのいい2階に。広々とした畳敷きで、のんびりできそう。食堂はありませんが、休憩室への食べ物・飲み物の持ち込みは自由です。ビールやジュース、アイス、インスタント食品の自動販売機があります。

 入館料は、大人2時間700円、1日1000円。営業時間は、平日が午前10時から午後6時、4~11月の土日祝日は午前10時から午後7時、12~3月の土日祝日は午前10時から午後6時、水曜定休、年末年始(12月28日~1月4日)も休業。

ぬるっとした湯質で女性にも人気。「道の駅・両神温泉薬師の湯」(埼玉県)

 美しい花を堪能できる埼玉県・秩父の名山といえば、両神山。信仰の山としても有名ですが、新緑の頃、アカヤシオと呼ばれるツツジの花が咲き乱れる景観は、「素晴らしい」の一言。山頂からの眺めも良く、運が良ければ富士山や八ヶ岳を望むこともできます。

 両神山を登山した後に寄りたいのが、「道の駅・両神温泉薬師の湯」。町営の日帰り温泉と農林産物直売所、そば打ち体験施設が併設された複合的な休憩場所です。男女別の大展望浴場(超音波・バイブラ付)があり、中は広々としています。

 お風呂は、アルカリ性単純温泉で、神経痛、筋肉痛、五十肩などに効能があります。また、「入浴すると“ぬるっと”肌にまとわりつく感じが美肌に良さそう、と女性に人気」とのこと。ぜひ試してみたいですね。

 大・中・小(小は有料)の休憩室のほかに、マッサージを受けられる健康休憩室もあります。うどんや手打ちそばが食べられる食堂、売店も完備。

 入館料は、大人600円。営業時間は、午前10時から午後8時(入場は午後7時30分まで、休憩は午後7時まで)、火曜休館。

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