2018年12月14日

口コミで195ヵ国3600万人に拡大!アスリートが集まるSNS「STRAVA」が日本に本格参入。ランニングやサイクリングなど32種に対応 (1/3)

 プロ・アマを問わず世界中のアスリートのためのソーシャルネットワークサービス(SNS)として世界中でサービス展開する「STRAVA(ストラバ)」が本格的に、日本市場への参入を発表しました。12月13日、都内で記者発表会が開かれ、サービスの概要、日本での展開のほか、過去1年間に投稿された6億2,400万件のアクティビティの記録をまとめたビッグデータ「Year In Sport」などを公表しました。

世界中からアスリートが集まるSTRAVAとは?

 まずは、STRAVAの概要から説明していきましょう。

 STRAVAは、195カ国以上から3600万人のアスリートが集まるSNSサイト。アスリート同士がつながり、トレーニングをシェアし、お互いのアチーブメントを応援しあい、次の挑戦を発見する場所として、いまグローバルでユーザー数が拡大しています。

 2009年にサービスを開始してから現在に至るまで、その投稿件数は20億件を突破。2018年には、アジアで初めての国となる、日本でのサービスが本格スタートしました(日本語には約5年前から対応)。ジャパン・カントリー・マネージャーの三島英里氏は「STRAVAとは、スウェーデン語で『懸命に追い求める』(Stribe)という意味。アスリートのポテンシャルを最大限に引き出すツールを目指しています。日本はランニング人口が約1000万とも言われる市場。すでにSTRAVAも日本の多くのユーザーに使ってもらっている」と説明します。

▲ジャパン・カントリー・マネージャーの三島英里氏

 サイクリング、ランニング、スキー、サーフィン、カヌーといったスポーツからインドアトレーニングまで、32種類以上のアクティビティに対応。また最近では、スポーツをする際に(スマートウォッチなど)ウェルネス系の活動量計を使用している人も多いことでしょう。STRAVAでは、それらのデバイスで記録したログをそのままアップロードして利用することが可能です。対応デバイスは380を超えているというから驚きです。

▲写真はSTRAVAアプリ(Android版)の利用イメージ

 このほか、STRAVAならではの機能として「セグメント(区間)」「Flyby」「Heat Map」「Strava Summit」を用意しています。セグメント(区間)は、ユーザーが登録した“人気コース”を検索できる機能。地図でコースの全容を確認できるだけでなく、距離、勾配、高低差、その区間における記録などがチェックできます。「どこか近所を走りたいんだけれど、良いコースはないかな」といったときに、便利に使えそうですね。

▲ユーザーが登録した”人気コース”を検索できるセグメント(区間)

 国内のユーザーが過去1年間に登録したセグメントで、ランニングスポット(5km以上)として最も多かったコースが「皇居外周」(東京都千代田区)でした。年間で7万4461件、1日平均で204回ランナーが走ったとのこと。またサイクリングスポットは「ヤビツ峠」(神奈川県秦野市)。こちらは年間で4万2997回、1日平均で117回サイクリストが挑戦しました。

▲過去1年間で人気だったグローバルのスポットは?ランニングでは米国のプロスペクト公園(ニューヨーク州)、サイクリングでは英国ロンドン郊外のボックスヒルでした

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