2018年11月29日

ワークアウトで使って感じた完全ワイヤレス型イヤホンの実力│特集:AYAが求める、音楽とワークアウトの素敵な関係(前編)

 フィットネスやランニングなど私たちの日々のトレーニングをより楽しく、充実させてくれる存在として、いまや欠かせない「スポーツイヤホン」。そんなスポーツイヤホンに、新たな進化を遂げた「完全ワイヤレス型」が登場し、注目されています。

 今回、オーディオテクニカから11月に発売されたばかりのスポーツタイプの完全ワイヤレス型イヤホン、SONICSPORTシリーズ「ATH-SPORT7TW」を入手したMELOS編集部。そこで、「この製品をぜひこの人に使ってもらい、感想を聞いてみたい!」と白羽の矢を立てたのがクロスフィットトレーナーのAYAさん。フィットネスとの相性や製品の実力を試してもらうべく、数々のモデルやタレントのボディメイクを担当するカリスマトレーナーによる特別レビュー企画が実現しました。

 前編では、AYAさんにワークアウトで実際に使ってもらって感じたファーストインプレッションをお届け。身体の動作や運動負荷が高いクロスフィットのワークアウト中でも耳から落下せず、音質をキープできるの? 操作性は? 大の音楽好きとしても知られるAYAさんの判定はいかに?[Sponsored/株式会社オーディオテクニカ]

ワイヤレス型イヤホンの第一印象。クロスフィットとの相性は?

― こちらが今回発売されたワイヤレス型イヤホン「ATH-SPORT7TW」です。AYAさんは、完全ワイヤレス型イヤホンは初めてですか?

コードがついたワイヤレス型イヤホンは使ったことがありますが、コードがないタイプは初めてです。クロスフィットって、実用的な動作を高い運動強度で連続して行うものなんです。逆立ちしたり、スクワットをしたり。さらに懸垂にバーベル上げと、手や腕を回すことも多いので、肩甲骨周りにコードがないっていいかなと、第一印象として感じました。

― 確かに完全ワイヤレス型イヤホンだと解決できると思います。では、さっそく充電ケースも開けてみてください。

パッケージもきれいですけど、このケースはさらにオシャレ! スタイリッシュですね。ぱっと見ただけだとイヤホンが入ってるって、わからないかも。開けるとさらにハイテク感が! ここに置くだけで充電されるんですね。ロゴもカッコイイです。

― イヤホン内蔵バッテリーはフル充電で約3.5時間連続再生ができます。充電ケースを併用すると最大約17.5時間使用可能になります。さらに充電ケースは、約10分で45分使えるクイックチャージ機能もあります。

ワイヤレス型イヤホンって、使いたいときに充電が切れていたらイヤですよね。10分で45分使えるのは、いいかもしれません。このケースならカバンに入れていても場所も取らず、バラバラにならないから無くさないかも(笑)。持ったときも角が丸くなっているからか、しっかり手のひらにフィットするのがいいです。

耳の小さい女性にもフィット。装着後はタッチで簡単操作

― 装着した感じはいかがですか? 本体を前に傾けた状態で耳に挿して、奥側にクルっと回すと耳の形に沿ってフィットしますよ。

ちょっと固定できてない感じがするかも。私の耳小さいんですよね(笑)。ランニングマシンでコード付きイヤホン使ってるときも、だんだんズレてくるくらいです。

― では、イヤーピースとイヤフィンを変えてみましょう。今はMサイズが付いてますね。それぞれXS・S・M・Lとあるので、自分にぴったりフィットする組み合わせがみつけられます。

こんなに種類があるんですね! イヤーピースとイヤフィンともにSで大丈夫そうです。これなら耳が小さくても、しっかり固定できてます。ああ、これだけぴったりだと激しい運動にも耐えられるかもしれません。

― 装着したらご自身のスマートフォンとペアリングして音楽再生してみましょう。

高音も低音もこもらず、クリアな音質でした。耳に挿し込むタイプって、意外とこもって聴こえることあるじゃないですか。左右から真ん中に聞こえる感じですかね。

― 音楽の操作は、イヤホンのロゴ部分をタッチするだけです。右側1回タッチで「音楽の再生/停止」、左側1回タッチで音量を大きく、2回タッチで小さくなります。

ほんとだ! タッチの反応もいいです。これならボタンを押す手間もなく、ワークアウト中の操作も簡単ですね。

― 曲送りは右側2回タッチ、曲戻しは右側3回タッチです。

え? 音楽かかってるから声聞こえませんよ! もっと大きな声で!(笑)

― 失礼しました(笑)。(音楽を止めてもらう)。左側のセンサーを2秒間タッチし続けてください。

あ! イヤホンから音声で「ヒアスルー」と流れました。周りの音が聞こえるようになってます。しかも、普通より大きく聞こえるのは気のせいですか?

― いえ、周りの音をマイクで拾っているので、音楽が止まっているとクリアに聴こえるはずです。ヒアスルー機能を使えば、コンビニとかカフェでも外さないまま会話できますよ。

この機能はいいですね! ワークアウト中に会話が必要になることもあるし、着けたまま動けますね。耳を塞ぐと背後から来た人にも気が付かないことありますよね? 万が一の衝突も防げるかも。

激しいワークアウトでもクリアな音質と外れない安心感

― では、ワイヤレス型イヤホンを装着して、音楽を聴きながらのワークアウトをお願いします。

▲重量上げと同じ要領で全身を使ってバーベルを上げる「Squat clean」

▲順手での懸垂「Muscle up」。広背筋が素晴らしい!

▲ボートを漕ぐ動作ができる「Rowing machine」

― お疲れ様でした。ワイヤレス型イヤホンはいかがでしたか?

これまでのイヤホンとは、ぜんぜん違いました。大きく動いても外れないし、歯を食いしばってもズレません。安定しているので、安心してトレーニングに集中できました。それに不思議なのが、身体を動かしていても音がブレたり、良く聴こえなかったりすることがありませんね。これは耳にフィットしているからだけですか?

― それもあります。あとは、この小さい本体の音を再生する心臓部みたいな部分に高性能のダイナミックドライバーを使っているなど性能・技術部分もあります。

やはり、技術的なこだわりも多いんですね。

日々ストイックに取り組むことが大切なのは製品開発も同じ

― AYAさんがクロスフィットトレーナーを目指したきっかけを教えてください。

世の中に多くのトレーニングがある中で、これだと思えたのがクロスフィットだったんです。クロスフィットって、歩く・走る・起き上がる・拾う・持ち上げる・押す・引く・跳ぶなど「日常生活で繰り返し行う動作」をベースに、それぞれをまんべんなく約60分間トレーニングすることで、基礎体力をアップさせるものなんです。ボディメイクではなく、動ける身体を作ることです。大人になってから逆上がりできなくなった後、できるとうれしくないですか?

― 確かに、そうですね。実践するには、相当な体力も必要になるんですね。

そうですね。私がクロスフィットを始めて6年になりますが、最初は懸垂1回もできませんでしたよ。でも当時の一般的なジムだと、二重飛びしてランニングマシンに行って、次スクワットと移動しながらトレーニングしていると「その都度マシンのスイッチ切ってください!」と怒られちゃったんですよ。これだと自分でクロスフィットジムを開かないとダメかなって。それで思い切ってアメリカ行っていろいろと勉強したんです。

― 最初はAYAさんでも辛かったってことですか。

辛かったです(笑)。ぜんぜん何にもできないし、ただの女の子でした、体も普通だったし(笑)。モデルもしていたので、筋肉落とせって当時の事務所に言われてましたね。でも海外のトップモデルって、本当にウエストがしっかりくびれていて、腹筋はしっかり割れている。お尻や脚もしっかりしている。それでランウェイ歩いてる動画観たときには、私もなりたい! と思いました。

― 1962年レコードプレーヤー用のカートリッジ開発・販売から始まったオーディオテクニカは、常に「サウンドクオリティ」にこだわっています。製品価格に関係なく、ユーザーが満足いく製品を作り続ける開発スタンスは、どこかAYAさんのスタイルに通じる面がありそうですね。

今のスタイルに落ち着くまでは、数字に左右されていましたね。体重やウエストなどの数字を見て痩せなきゃって思うけど、トレーニングすると単純に体重が落ちるわけじゃないですよね。だから数字に左右されることをやめ、「自分らしく、自分が求められている場所へ行く」、そんな思いで、クロスフィットを続けていたら周りを含めいろいろなことが動いてきました。「運を動かす」って書いて運動ですよね。私も運動で運を動かせたと思う1人です。

― ほかにもクロスフィットへのこだわりはありますか。

こだわりというか、やはり食事管理をしっかりしないといけませんね。炭水化物を多く食べた次の日と、糖質を大量に摂取した次の日のコンディションって違うんです。ときには鍛えたい部分が上手く動かない。そうならないように食事管理を徹底しています。その代わりに土日は自分を甘やかす意味の「チートデー」を作っています。休みなくトレーニングと食事管理をしていると息が詰まるので、息抜きの日を作ってメリハリをつけています。だから平日は徹底してストイックに頑張れていると思います。

▼後編に続く!

プライベート&ファッションでも完全ワイヤレス型イヤホンが活躍する理由│特集:AYAが求める、音楽とワークアウトの素敵な関係(後編)

[製品情報:SONICSPORT]
・型番:ATH-SPORT7TW BK(ブラック)・GY(グレー)
・ヘッドホン部:ダイナミック型/ドライバーφ5.8mm/出力音圧レベル91dB/mW/再生周波数帯域20~25,000Hz/インピーダンス14Ω
・マイクロホン部:MEMS型/全指向性/感度‐42dB(1V/Pa,at1kHz)/周波数帯域100~8,000Hz
・通信仕様:Bluetooth標準規格Ver.5.0準拠/最大通信距離 見通しの良い状態で10m以内/使用周波数帯域2.4GHz帯(2.402~2.480GHz)
・充電時間:ヘッドホン約2時間/充電ケース約3時間
・使用可能時間:連続通信(音楽再生時)最大約3.5時間
・質量:ヘッドホン約6.4g/充電ケース約64g
・価格:オープン
※充電・使用時間は使用条件により異なる。
【SONICSPORT 公式サイト】https://www.audio-technica.co.jp/atj/sc/sonicsport/

[プロフィール]
AYA/1984年生まれ。クロスフィットトレーナー。Reebok Brand アンバサダー。体育大学を卒業後、フィットネスインストラクターになり、同時にモデルとしても活動。2012年、運動強度の高いアメリカ発祥のトレーニング「クロスフィット」と出会い、単に細いだけではなくタフに引き締まったカラダを理想とするようになる。現在、「Reebok CrossFit Heart & Beauty」でトレーナーとして、タレント・モデルをはじめとして、男女を問わずカラダへの意識の高い多くのクライアントを担当。著書に『AYAごはん 美筋をつくる最後のひと押し!』(KADOKAWA)、『AYA ボディメソッドBASIC~DVD付き AYAトレ決定版 ベーシック編』(講談社)などがある。2018年12月23日(日)には、ワークアウトライブイベント「日本総フィットネス化プロジェクト~AYA’S WORKOUT LIVE in NAGOYA 2018~」が愛知県名古屋市で開催(▶詳しくはこちら)。
【公式サイト】http://ymn.bz/artist/aya/
【公式ブログ】https://ameblo.jp/aya-fitness1227/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/aya_fitness/

[Sponsored/株式会社オーディオテクニカ]

<Text:松田政紀(アート・サプライ)/Photo:小島マサヒロ>