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2017年12月27日

上智大は美女だけじゃない!イケメン×マッチョ写真集が生まれた理由を聞いてきた (1/3)

 キリスト系カトリックで、数ある都内の大学でも特にオシャレ。「知的な美女といえば上智」というイメージで知られる上智大学。しかしそんな一般的なイメージを覆し、「美女だけじゃない上智、始まる」のキャッチコピーのもと、イケメンマッチョ上智大生を紹介した写真集「上智大学筋肉図鑑」が、いまテレビやネットで話題に。

▲噂の「上智大学筋肉図鑑」

 今回は、その企画発起人である伊藤裕佑さんと、誌面にモデルとして登場した水谷有里さんに話を伺ってきました。

▲右:伊藤裕佑さん、左:水谷有里さん

▼前日談はこちら

「上智大学筋肉図鑑」をゲットした編集部が、上智のマッチョ男子をあれこれ語る | 趣味×スポーツ『MELOS』

――では、自己紹介をお願いします。

▲筋肉図鑑創設者、伊藤裕佑さん。今は社会人

伊藤:筋肉図鑑立ち上げから参画していました。上智大学神学部出身です。現在は芸能事務所に所属しマネージャーの仕事をしています。

▲水球部所属、法学部地球環境法学科2年の水谷有里さん。今年のミスターソフィア

水谷:上智大学法学部地球環境法学科2年で、体育会水泳部水球部門に所属しています。次期主将です。今年の上智のミスコンで、ミスターソフィアグランプリをいただきました。

――筋肉図鑑企画のきっかけ、参加のきっかけを教えてください。

伊藤:もともと上智大学には「上智大学美女図鑑」が先にあったんですが、その男性版を作りたいという思いが始まりでした。普通、「美女の反対はイケメン」と考える人が多いと思います。しかし、一般的に上智はイケメンが多いっていうイメージはあまりないです。ましてや、筋肉マッチョがいるなんてイメージはさらにないと思います。だから、新しいイメージを作ったらおもしろいと思って、上智大学筋肉図鑑を始めました。2年前の夏くらいから、考え始めましたね。

水谷:僕は、競泳部の先輩が筋肉図鑑に出てて。その先輩の撮影中に、横で僕が偶然練習していたら、スカウトを受けたんです。もし、そのとき横で練習していなかったら、いま筋肉図鑑には出演していなかったかもしれないですね。

――メンバーはどのようにして集めたのでしょうか。

伊藤:主に、上智に併設されているトレーニングジムでトレーニングしている人をスカウトしました。あとはスポーツしている人が集まりそうなところに行きましたね。出演したモデルさんが筋トレ仲間を紹介してくれることもあります。

水谷:水球部の後輩も、僕の紹介で筋肉図鑑に入ることになりました。

――「上智大学筋肉図鑑」発行後の、周囲の反応はどうでしたか?

水谷:実は僕、小学校のときはひ弱で小さくて色白だったんですよ。だけど今は、同窓会とか行ったら「誰? 変わったね」って驚かれました。

▲語る水谷さん

伊藤:筋肉図鑑は今までにないオリジナルなものだったので、テレビとかでも取り上げられて広まっていくのはすごくうれしかったですね。

――「上智大学筋肉図鑑」発行後、自分たちの中で何か変化はありましたか?

水谷:筋トレのモチベーションがすごく上がりましたね。もっとがんばらないと、と思えるモチベーションができました。あと、体育会として活動していくにあたって、部活の後輩を筋肉図鑑に輩出したいという思いが出てきました。話題性にも富むものだと思うので。

伊藤:もともと筋肉図鑑はTwitterなどのSNS上で発信していたものなんですが、現在は写真集も販売できたし、文化祭でファッションショーも開催されるようになりました。そして筋肉図鑑のモデルの水谷さんはミスターソフィアにもなったし、筋肉図鑑の知名度がさらに広がってきたな、と実感しています。自分は一線を退いていますが、これから後輩がどのように筋肉図鑑を広げていってくれるかが楽しみです。

――「上智大学筋肉図鑑」発行までの道のりで、一番楽しかったことを教えてください。

伊藤:どうすれば筋肉を格好よく撮れるか、試行錯誤を重ねたことですかね。ただ撮るだけでなく、いかにモデルさんを素敵に写せるかを考えるのが楽しかったです。とあるカットでは崖の上で腕立てをしてもらったりしました。修行っぽかったですね (笑)

水谷:それ見ました! すごかったですよね。めっちゃおもしろかったです (笑)

――ちなみにその修行ショットはどこで撮影されたんですか?

伊藤:鳥取県ですね。

――撮影のために地方まで行かれたんですね! では、水谷さんはどうですか? 「上智大学筋肉図鑑」発行までの道のりで、一番楽しかったことは。

水谷:筋トレのゴールが見えたことです。筋肉図鑑というコンテンツがあって、それを盛り上げるために自分がいるとなれば、トレーニングの目的が見えてきました。もちろんトレーニングは本業の水球のためでもあるんですが、それに筋肉図鑑が加わってさらに意識が高まりました。

▲水谷さんの腹筋!

伊東:それ本当にありがたいんですよね。水谷さんの撮影は僕が担当したんですが、水球を投げるカットで、イイ感じの水しぶきが欲しかったんですが、それがなかなかうまくいかなくて。

水谷:あれ本当に大変でしたよね。何回もボールを投げた記憶があります。

▲未公開レアショット!

水谷:これは水球部門の話になるのですが、実は水球部って10年以上廃部だったんです。僕は先輩に誘われて水球部に入ったんですが、初期は選手が2人、マネージャーが1人の、合計3人。実は上智に入る前、Yahoo!知恵袋で「上智に水球部はありますか?」って聞いたら「ないです」って返ってきて。けれど実際入ったら「あるじゃん」って(笑)。上智の水球人口は少ないけれど、やりたい人・続けたい人はいると思うので、そういう人たちに水球部の存在を知って欲しいという気持ちがありました。先輩の意思も引き継ぎたかった。せっかく水球部を作ってくれた先輩方に感謝の気持ちも込めて、これからどう水球を盛り上げていくかってなったときに、ちょうど筋肉図鑑さんのお話をいただいて。

――すごいタイミングですね!

水谷:そうなんですよ。筋肉図鑑さんがTwitter上で写真を掲載するときに、「水球部所属」って書いてくれるだけで、それを見た人に「上智には水球部がある」って伝えられるし。Yahoo!知恵袋で「上智に水球部はありません」って言われてても(笑)。

――水球部はずっと存在していたとばかり思っていました。

水谷:一昨年に再創設したんですよ。最初は二人で、今は16人います。

――筋肉図鑑発行までの道のりで、一番きつかったことは何ですか?

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