インタビュー
2017年10月20日

野球だけでなくバスケもバレーも。ミスを恐れずプレーする楽しさを学んだ。横浜DeNAベイスターズ筒香嘉智(前編)│子どもの頃こんな習い事してました #3 (1/2)

 スポーツ界の第一線で活躍するアスリートに、幼少期の習い事について訊く連載。自身の経験を振り返っていただき、当時の習い事がどのように競技に活かされているか、今の自分にどう影響しているかを伺います。

 第3回は、現在日本シリーズ進出をかけ2年連続セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)で戦っている横浜DeNAベイスターズ・筒香嘉智選手です。昨シーズンはプロ野球史上初の3試合連続マルチホームランを記録し、自身初となる本塁打王と打点王の2冠に輝きました。「日本の4番」と呼ばれる筒香選手ですが、意外にも子どものころは野球以外のさまざまなスポーツを楽しんでいたそうです。

▼後編を読む

当時はただ楽しんで励んでいた、その経験があるからこそ今の自分がある。横浜DeNAベイスターズ筒香嘉智(後編)【子どもの頃こんな習い事してました #3】 | 子育て×スポーツ『MELOS』

双子の姉と一緒にピアノを習っていました

――特技が「ピアノ」ということがファンの間で話題になっています。

はい。小学1年から6年まで、双子の姉と一緒にピアノを習っていました。どういうきっかけで始めたのかよく覚えていないんですけど、たぶん親の勧めだと思います。ピアノを買ってもらって、ピアノの先生に週1回家に来てもらって習っていました。楽しかったです。

――発表会にも出たり?

いや、ピアノの発表会はだいたい土曜日か日曜日にありますよね。小学2年生から野球も始めていたので、土日は野球の練習や試合があるから、発表会は出られていないです。

――では、発表会はお姉さんだけ出ていたんですか。

そうですね。姉は発表会に出ていました。

――今もピアノは弾きますか。

もう弾かないですね。練習したら感覚が戻ってくるとは思うんですけど、今「弾きたい」と思うこともないです(笑)。

兄の影響もあり自然な形で野球チームへ 

――小学2年生から始めた野球。中学校のころには全国大会ベスト8、ボーイズ関西選抜の4番として世界大会に出場するなど大活躍されていますが、どういうきっかけで始めたのですか。

家が自営業で、小さな頃からお店の外で父親と柔らかいボールを使って野球のような遊びをしていました。それで自然と「チームに入ろうか」と父親に連れられて入ったんです。10歳年上の兄もやっていたので、自然と始めた感じです。

――そのほかにスポーツは?

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