2017年5月1日

気分爽快! ジップラインにチャレンジ│GW特集:話題のスポーツを親子で体験! Vol.1

 GW(ゴールデンウィーク)のお出かけ先は決まりましたか? 「まだ決まってない!」という親子におすすめしたいのが、話題&人気の新感覚スポーツ体験。今からでも計画できるお手軽スポットを3回にわたって紹介していきます!

自然を感じながら空を飛ぶ感覚を楽しむ!

 “ジップライン”という名前は知らないけど、何となくテレビで観たことがある人も多いはずです。木と木の間に張ったワイヤーロープを滑車で滑り降りるフランス発祥の体験型スポーツなれど、楽しみ方はとてもカンタン。「え? 高いところから降りるだけ?」と思うなかれ! ジップラインを楽しむキーワードは「大自然」なんです。

 国内のスポットの多くは、夏季休業中のスキー場の地形を有効活用しています。スキー場が夏季集客アップの目玉としても期待している大人の事情はさておき、山が緑色に染まり始め、心地よい風が吹く初夏のGWというシチュエーション。想像しただけでも出かけたくなるはず。

 そしてジップラインを体験した人の多くが、「空を飛んだみたい」という感想を持つそうです。高いスタート地点から低いゴールへと張られたワイヤーの長さは、スポットによって差はありますが平均100m以上、長い所だと300mを越えてきます。体重60kgの大人で計算すると、滑空速度はなんと約38㎞/hにも達するとか。このスピードで一気に滑り降りる体験は、まるで空を飛んでいる感覚と表現してもおかしくないでしょうね。

親子で楽しむジップラインの魅力

 ジップラインの醍醐味ふたつめは、親子での楽しみ方です。その前に誰でも参加できるか問題です。大人の制限を少し説明しておくと、該当する人は少ないと思いますが体重は「90~100kg」まで(笑)。ほかに飲酒した人、ハーネス装着に不都合がある人など一般常識の範囲内です。気になる人は、お出かけ前にスポットに問い合わせておくといいでしょう。

 残念ながら子どもには、「身長が120~130cm以上、体重は30kg以上」という制限があります(※スポットにより誤差あり)。身体を固定するハーネスが装着できる身長・体格を満たしていることと、体重を利用して滑り降りるためです。体重が軽すぎるとコース途中で失速し、宙吊りになる危険性があるので安全のためにもきちんとルールを守って参加しましょう。

 ジップラインは、滑り降りるだけでなくスタート地点に着くまでの時間も親子で共有することができます。長野県軽井沢の「ジップラインアドベンチャー軽井沢」は、軽井沢プリンスホテルスキー場内にあるため電車で行っても徒歩10分程度。新緑の中のんびり歩いてもよし、クルマがない人でも気軽に出かけられるのが魅力となっています。子どもが遊んだ後は、大人もショッピングモールやカフェで楽しむのもいいかもしれません。

 栃木県・茂木町のモータースポーツで知られる「ツインリンクもてぎ」は、クルマやバイク好き親子におすすめしたいスポット。サーキット好きならば、行くだけでもちろんテンションは上がりますが、さらに歓喜させるコース「メガジップライン つばさ」が迎えてくれます。こちらは、何と森からサーキットを見下ろしながら滑り降りるコース。好きな人にはたまりません。しかももう1つのコース「森のジップライン ムササビ」は、約90分間大自然を体感しながら滑空でき、1ヶ所で二度楽しむこともできます。

 群馬県みなかみ町にある「水上高原フォレストジップライン」では、受付でハーネスを装着してからクルマで標高1,100mのスタート地点に移動します。まるで冒険にでかけるような気分になり、森の中にワイヤーが見えた頃には、テンションは確実に上がっているでしょう。さらに「キツツキライン」では、ワイヤーがダブルラインになっているので親子タイミング合わせて同時スタートという楽しみ方もできます。

<子どもと楽しむときのポイント>
1.身長は120~130cm以上、体重は30kg以上(※スポットにより前後します)
2.最高体重は100kgまで(※スポットにより前後します)
3.汚れてもいい動きやすい服装で参加
4.ヘルメット&手袋はレンタル可能
5.体験後に「達成証」がもらえる(水上高原)

GWに親子で体験するジップラインおすすめスポット

[長野県・軽井沢町]ZIPLINE ADVENTUR 軽井沢
 夏季限定でオープンするスキー場内のジップライン。全6コース、全長615mを滑走。本番前には、経験豊富なスタッフによる事前講習と練習用コースでの飛び方講習があります。標高100mの高原の景色を楽しみながら爽快な滑走を楽しもう。

[栃木県・茂木町]ツインリンクもてぎ ハローウッズ
 最大高低差約20mの「メガジップライン つばさ」と、ジップラインの合間にもりの探索や吊り橋渡りなど、森の中を探険する人気コース「森のジップライン ムササビ」がある。国際レーシングコースを眼下に滑走するのもこの施設ならではの醍醐味。

[群馬県・みなかみ町]水上高原フォレストジップライン
 スタートからゴールまで全8コースの全長はなんと1.2km。森の中に張られたワイヤーを探険するように滑り降りるワイルドなコースが魅力。朝日岳の絶景が楽しめる「朝日岳眺望ライン」では、水上の自然を満喫できる。

<Text:京澤洋子(アート・サプライ)/Photo:Getty Images>