2018年9月12日

ランガール☆ナイト最終回はボランティアで参加│連載「甘糟りり子のカサノバ日記」#15 (1/2)

 アラフォーでランニングを始めてフルマラソン完走の経験を持ち、ゴルフ、テニス、ヨガ、筋トレまで嗜む、大のスポーツ好きにして“雑食系”を自負する作家の甘糟りり子さんによる本連載。

 今回は、女性だけのランニングイベント「RunGirl(ランガール)」でボランティアを経験したお話。これまではランナーとして同イベントに参加してきた甘糟さんですが、違った立場でイベントに関わったことで、新たな発見があったようです。

今回、なぜボランティアに?

 9月8日(土)にお台場で行われた「RunGirl★Night the FINAL(ランガール☆ナイト ザ・ファイナル)」に参加してきました。MELOSの読者にはご存知の方も多いと思いますが、ランガールは女性のためのファッショナブルなランニング大会。レースの後はランニングウエアのファションショーが行われます。

 思い起こせば、9年前。当時、雑誌『FRaU(フラウ)』の担当編集者だった川良咲子さん(現在は同社『mi-mollet(ミモレ)』)を介して、実行委員の宇田川桂子さんと影山桐子さんに会いました。いわく、こんなに女の子が走るようになったのにおしゃれなランニング大会がない、だから自分たちで作りたい!とのこと。まったくの門外漢の彼女たちがランニング大会を開催する大変さには考えが及ばす、不思議なほど驚かなかったんですよね。むしろ「待ってました、そういうの」なんて感触でした。

 それから経過を聞いたりして、彼女たちがあれよあれよと大会を実現させていったのを隣でチラ見しておりました。第1回の時、ラン・ガールたちであふれそうな会場に着いて、勝手に胸が詰まりそうになったことを昨日のように覚えています。

▲これまではゲストランナーのとして参加していた筆者(写真左)

 そんな「ランガール☆ナイト」も第9回の今回でいったん終了。ずっとゲストランナーで声を掛けてもらっておりましたが、最終回は反対側から大会を味わってみたいと思いまして、ボランティアで参加させてもらいました。ゲストランナーは走る前にステージで自己紹介するのですが、その度にスタッフTシャツを着てテキパキと動き回るボランティアの方たちがかっこよく見えていたものですから。

 大会前の6月、9年前と同じく川良さんと宇田川さん、桐子さんの4人でランチをしたので、その際に今年はボランティアで、とお願いしました。

▲写真左から、実行委員の影山さん、筆者、川良さん、実行委員の宇田川さん

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